はじめに
今の時代、写真はスマートフォンで誰でも綺麗に撮れるようになりました。
高価格帯のスマホなら夜景もパキッと写ります。
そんな中で、あえて液晶画面もなく、基板がむき出しのカメラを愛用している理由をお話しします。
それが、台湾発のカメラ 【Paper Shoot(ペーパーシュート)】 です。
唯一無二のデザイン:基板とお着替え
このカメラの最大の特徴は、なんといってもそのデザインです。
精密な基板がそのまま見えるスケルトン構造や、紙(ストーンペーパー)で作られたケースを気分に合わせて着せ替えられる楽しさは、他のデジカメにはない唯一無二のものです。
単なる「道具」ではなく、自分の個性を表現する「相棒」のような感覚で持ち歩くことができます。
18Mモデルが教えてくれる「レトロな質感」
私が愛用しているのは18Mモデルです。
最新の20Mモデルも登場していますが、必ずしも高画質=正義ではないのがこのカメラの面白いところです。
新しいモデルはより鮮明に写りますが、あえて18Mを使うことで、どこか懐かしく、ザラついたフィルムのような空気感を残すことができます。
綺麗に写りすぎないからこそ、その場の「雰囲気」が写真に宿るのだと感じています。
実録:サンリオピューロランドでの奇跡
先日、サンリオピューロランドで撮影をしてきました。
ファンタジーな空間とペーパーシュートの相性は抜群です。
ピューロランドでの2枚(作例紹介)


今回使用した設定は、専用の追加カードクラシックフィルムです。
その中でも、最もスタンダードな左端の設定(スタンダード設定?)で撮影しました。
偶然にも人間が一人も映り込んでいない、不思議な静寂を感じる2枚が撮れました。
最新のスマホならもっと鮮やかに、くっきりと写るはずです。
しかし、このカメラで撮ることで、まるで子供の頃に見た夢の中のような、儚く温かい質感になりました。
「不便」こそが贅沢な体験
ペーパーシュートには液晶画面がありません。
何を撮ったかは、家に帰ってパソコンに繋ぐまで分かりません。
さらに、SDカードの抜き差しは手間がかかりますし、あの小さなカードはうっかり無くしてしまいそうでむず痒い感覚さえあります。
しかし、その手間こそが「一枚を大切に撮る」「ドキドキ感」というレアな体験をさせてくれます。
効率を求める現代社会において、この「不便さ」は最高の贅沢かもしれません。
正直な感想:アクセサリーと弱点
良いところばかりではありません。
実際に使い込んでいるからこそ感じる注意点も書いておきます。
リングライトの使い勝手
別売りの装着型リングライトも持っていますが、正直なところあまりおすすめしません。
- 写真が白飛びしやすく、せっかくの質感が死んでしまう。
- 充電式なので管理が面倒。
- 装着する手間がかかり、せっかくのコンパクトさが損なわれる。
夜に弱いカメラではありますが、そこは無理にライトを使わず、潔く諦めるのがこのカメラとの正しい付き合い方だと感じています。
湿気と雨への対策
名前の通り「紙」のケースですので、日本の湿気や雨には弱いです。雨天時の撮影は本来避けるべきですが、どうしても撮りたい時はジップロックに入れて撮影するという工夫もアリですよ。
これから買う人へのアドバイス
もし興味を持ったなら、中古市場よりも公式や正規代理店(Pinkoiなど)での購入を強くおすすめします。
中古品は安く手に入りますが、保管状況によってはケースのカビや基板の劣化があるかもしれません。
また、公式のサポートを受けられないリスクもあります。
セール時期を狙えば新品でもお得に手に入りますので、長く愛用するなら間違いなく新品が良いでしょう。
終わりに
ペーパーシュートは、決して「便利」なカメラではありません。
でも、このカメラを首から下げて街に出るだけで、いつもの風景が少し違って見えてきます。
【効率を捨てて、記憶を切り取る。】
そんな体験をしたい方は、ぜひ手に取ってみてください。



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